【開催報告】12月CPD行事「モデルケースから学ぶ技術者のためのメンタルヘルス」を開催しました!

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年の瀬が迫り、今年も残りわずかとなってまいりました。何かとお忙しい時期かと思いますが、いかがお過ごしでしょうか。

12月14日(土)に「技術者のためのメンタルヘルス」をテーマに、経験豊富な産業カウンセラーをお招きし、自分自身に対する「セルフケア」と部下・同僚に対する「ラインケア」という2つの視点から、講義とグループワークを実施しました。オンラインを併用し、21名が参加しました。その詳細を以下でご報告いたします。

 本イベントは産業カウンセラーとして多数の実績をお持ちの高畑 純 氏(株式会社メディカル・マジック・ジャパン 取締役)をお招きし、「セルフケア」と「ラインケア」についてワークを交えた講演をいただきました。

 「セルフケア」のパートでは、自分自身へのストレス対応方法ついて、3つの要点をご講演いただきました。1つ目に「ストレスへの対処」として過去や未来に囚われず今に集中すること、2つ目に「ストレスへの気づき方」として自身に生じる異変や高ストレス状態の症状の紹介、3つ目に「ストレスに強くなる」ために自己肯定感の高め方や、脳が本来持つ性能を維持するために「脳の無駄遣い」を無くすことの大切さ、を学びました。ワークとして、脳の無駄遣いを無くすために、個々の抱える未完了事項を棚卸しました。

講演の様子

 「ラインケア」のパートでは、メンタル不調への対応として職場で実践可能な「発症防止」と「悪化防止」のポイントとして、部下・同僚の「変化に気づくこと」、感情の読解力を上げるための「傾聴」、さらに「励ます」ではなく「寄り添う」ことの大切さについてご講演いただきました。グループワークでは、技術者が陥りそうなモデルケースについて、管理者や同僚の立場での「発症防止」「悪化防止」について議論を行い、理解を深めました。「知識があるから、変化に気づける」。学ぶことの重要性を再認識しました。

グループワークの様子

 参加者からは「セルフとラインのそれぞれのケアへの姿勢、傾聴についてのより深く理解できた。」「ケーススタディが非常に身近に感じられた。」などの声が寄せられ、大盛況のうちに終了しました。

集合写真

青年技術士支援委員会では、今後もCPD行事を行います。
1月は「ロールプレイで学ぶ技術者倫理」
2月は「エンジニアのための交渉術入門~準備から合意形成まで~」
(イベント詳細は当ブログの該当のスレッドをご参照ください。)

皆様のご参加をお待ちしております。

技術士(繊維部門) 藤森