【1月例会】「もう誰かのせいにしない。仕組みを変えるための要因分析」開催報告

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青年技術士交流委員会は,2021年の最初の企画として,1月16日,『もう誰かのせいにしない。仕組みを変えるための要因分析」ウェビナーを開催しました(集合写真:下写真)。

本ウェビナーには,全国から30名を超える技術者が集まり,トラブル発生時の要因分析を行うコツを学び,仮想事例に対し「なぜなぜ分析」を体験することで,要因分析に対する理解を深めました。

トラブル発生時,直感的に犯人を決めつけてしまい,肝心のトラブルの根本要因にたどり着けず,効果的で合理的な再発防止策を考えることができない状況に誰しも陥ることはあり得ると思います。

 このように直感的な犯人探しで思考停止しないために,発生した事象の問題点に対し,「なぜ?」の問いを繰り返しながら,一段階ずつ論理的に要因を探り,真因を究明する要因分析手法である,「なぜなぜ分析」を体験学習することを目的に本ウェビナーを開催しました。

本ウェビナーでは,まず,「なぜなぜ分析」の概要と手法を紹介した後,参加者の方々に複数のグループに分かれて頂き,「職場にて新型コロナウィルス感染者発生により業務の遅延が発生し,それに伴う検収遅延により,取引先からのクレームに発展した」という仮想事例に対し「なぜなぜ分析」をするグループワークを実施しました。

多くの参加者の方々にとって「なぜなぜ分析」は初めてだったにも関わらず,グループワーク後,参加者からは,“BCPの定期的な見直しが必要”,“コミュニケーションが重要”,“サテライトオフィスの活用”,“情報機器の持ち出し等,非常時には業務規定の柔軟化”といった,コロナ禍という状況に対して,感染防止策を超えた技術士らしいマネジメントの観点による課題解決策が多く抽出して頂きました。 

 本ウェビナーを通して,今我々を取り巻くコロナ禍という状況に対して,技術士としてどのように関わる事ができるか,そして,社会に対してどのような貢献が出来るのかを考える素晴らしい機会となりました。

本イベント後の交流会にも参加していただいた方々とはグループワークの振り返りや感想,要改善点,また今後のイベントへの要望等をいただき、とても有意義な時間を過ごさせていただきました。ご参加いただいた皆様,本当にありがとうございました。また,次のイベントでお会いすることを青年技術士交流委員会一同、心より楽しみにしております!!

1月例会担当:村上、鈴木、明山、河野

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