先月9月11日~14日、インドネシアのジャカルタで開催されたCAFEO37/YEAFEO26(注1)に参加して参りました。
出発直前、台風15号が日本へ上陸しましたが、参加者は全員無事に現地入りすることができました。

今回のCAFEO37/YEAFEO26のテーマは、「SDGs持続可能な開発」であり、そのテーマに基づいて、ASEAN諸国の技術者と議論や情報交換を行って参りました。
今回のCAFEO37では、私自身、東京電力福島原子力発電所事故後のリスクコミュニケーションに関する活動、そして青年技術士交流委員会で今年8月実施した、イベント「青年委員会・建設部会 合同テクノ」の災害対策に関する内容をまとめて、日本の代表的な防災対策の計2件をそれぞれ口頭発表する貴重な機会を得ることが出来ました。
特に日本の自然災害に対する防災については、ASEAN諸国の技術者から関心が高さを強く感じました。


また、各国の青年層の活動報告を行うCountry Reportでは、各国の個性的な活動を知ることができ勉強になりました。
日本も青年技術士交流委員会の1年間の活動を報告することで、日本のプレゼンスを大きく示すことが出来ました。

CAFEO37/YEAFEO26への参加を通して、ASEAN各国の技術者が、今回のテーマである持続可能な社会を実現するために、どのように科学技術面からアプローチし、解決しようとしているのかを、直接肌で強く感じ取ることができました。
国際会議というと堅苦しいイメージがありますが、この会議(特に私達が参加する青年層の技術者組織YEAFEO)では、各国における活動内容の情報共有やグループワーク、テクノツアー、アクティビティ等を通して、楽しみながら国際交流を行うことができます。

(日本はオブザーバ国の立場で、2名参加しました。)




今回、日本からは12名が参加し、ASEAN諸国の技術者と交流する貴重な経験をしてきました。
CAFEOの良いところは、今回の会議のみに留まらず、Facebookなどで連絡を取り合い、継続的に交流を続ける事が出来る点にあります。つまり、一生の海外の友達を作ることができます!
また、日本を代表する技術者と一緒に、チームとして参加する事も魅力の一つです。
海外に行くと、日本チームとして必然的に絆が深まります。
私自身、CAFEOに初めての参加でしたが、一生の思い出に残る大変貴重な経験をすることができました。
皆さんもそんな経験を一緒にしてみたくはありませんか?
来年のCAFEO38はベトナムで11月頃に開催予定です。
英語を話せないから参加は難しそう、話せるようになってから参加しようかなと考えている方は、次の一歩に踏み出すためにも、ぜひ参加を前向きに検討してみて下さい!
今回のCAFEO参加を通して、たとえ英語があまり話せなくても、少しの勇気と相手に歩み寄る気持ちがあれば、絶対に伝えられると実感しました。
ぜひ、日本メンバーとして一緒に国際交流をしましょう!
来年の募集は、7月頃にブログ等で連絡する予定です。
★参加した国際会議の情報★
【会議名】
注1:CAFEO37 (The Conference of the ASEAN Federation of Engineering Organizations 37)
YEAFEO26 (The Young Engineers of the ASEAN Federation of Engineering Organizations 26)
※CAFEO=ASEANの技術者会議
YEAFEO=CAFEOの中の青年層により運営される会議
【開催期間】
2019年9月11日(水)~14日(土)
【開催場所】
JIExpo Kemayoran Jakarta, Indonesia
青年技術士交流委員会 副委員長
河野 恭彦 技術士(原子力・放射線部門)